糖質制限とは、糖質を極力減らした食事のこと。
血糖値を上げるのは糖質だけということに着目し、糖質の多い食材や調味料を大幅に減らして食事をする方法です。

主食となるごはんやパン、麺などの炭水化物には糖質が多く含まれているので、まずは主食を抜き、そのほか、イモ類などの糖質の高い食品もできるだけ避けることを原則とします。

でも、避けるべきものは糖質だけなので、糖質の少ない食品に関しては、ほとんど制限がありません。肉や魚などのタンパク質や脂肪の多い食品は食べてもよいし、調理法についても特に制限はなく、炒めものなど油を使った調理も大丈夫。 ご飯を食べないで肉や魚ばかりでは栄養が偏ると思われがちですが、それも実は大きな誤解なのです。

例えば、三大栄養素と言われている糖質、脂質、タンパク質。
この3つの割合が糖質60%、脂質20%、タンパク質20%というのが健康維持のための一般常識とされていて、実際にこれが現代の日本人の平均的な食事になっています。

しかし、この割合で、健康に気を使っている人が増えているにもかかわらず、肥満や糖尿病が増えているというのはなぜでしょう。その原因は今までカロリーや油の取りすぎと言われてきましたが果たしてそうでしょうか。

アメリカの権威ある医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブメディスン」には、低脂肪法(カロリー制限あり)、オリーブ油たっぷりの地中海法(カロリー制限あり)、糖質制限食(カロリー制限なし)の3グループに分け、2年間ダイエットをしてもらった結果、糖質制限食のグループが最も体重が減少し、善玉コレステロールも増加したという論文も発表されています。 脂肪悪玉説とカロリー神話が常識になって久しいですが、最近ようやく医学界でもその常識の壁が壊れつつあるように思います。