糖質制限食には「スーパー」「スタンダード」「プチ」の3タイプがあります。

スーパー糖質制限食

朝食、昼食、夕食すべての食事について糖質を制限するもので、三食とも主食をとらないのが基本。 血糖値は糖質をとらなければ急激に上がることはなく、スーパー糖質制限食なら一日を通して一度も食後高血糖を起こさすにすみます
。最も治療効果の高いやり方で、1週間しっかり続けることで1~2kg体重が落ちる人がほとんどです。

スタンダード糖質制限食

一日三食のうち一食だけ主食をとって糖質をとり、残り二食は主食を抜いて糖質を制限するというやり方。主食をとるのは朝食でも昼食でもよいですが、夕食は糖質抜きにします。夕食の後は就寝するので、ブドウ糖が消費されにくく高血糖が解消しにくいからです。

仕事をして いて昼食はいつも外食という人は、昼食に糖質制限食を実行するのは難しいので、ニのスタンダード糖質制限食で昼食だけ主食をとるとよいでしょう。 スタンダードでも、十分に効果があることがこれまでの症例でわかっていま す。一日3回食後に起こっていた高血糖が1回だけになるので、それだけでも効果が期待できます。

プチ糖質制限食

一日三食のうち一食だけ主食を抜く方法。抜くのは夕食がお約束です。
目標の数値まで体重が落ちたあと、その体重をキープする場合に有効な食事法と考えられますが、個人差があるので、目標達成後にスタンダードでキープする人もいます。
最初の1週間、まずはスーパーをやり、それをベースにスタンダードやプチにする。そして、もう少しやぜたいと思ったら、また1週間スーパーをやる、そんな方法もよいでしょう。

カロリーは気にせすに糖質制限食を実行すると、8割の人がやせられます。やぜられない2割のうち、1割の人は異常に大食いの人。残りの1割は倹約遺伝子をもつ人、つまり基礎代謝が低い人です。

私たちの祖先はかつて、ごく少量の食べ物で生き延びてきました。そのためには過剰になったエネルギーを効率よく脂肪に変えて備蓄する必要がありました。今でもそういう倹約遺伝子をもっている人が、一日三食糖質を食べたら太るのは当然です。 この人たちは、糖質制限食プラスカロリー制限をすれば効果が出てきます。

一回の食事でとる糖質は10~20gを目安に

すで紹介した「糖質制限食10力条」が基本で、糖質をできるだけ避けるというのが大原則。 

まず一番避けたいのが、米、麦、とうもろこしなどを原料とする食品。続いて芋類、豆類。野菜はほとんどのものが大丈夫ですが、かぼちや、れんこんなどでんぷんの多い野菜は避けます。調味料は、ソース、トマトケチャップ、みりんなどは糖質が含まれているので、できるだけ避けるか控えめに。

逆に、肉、魚介類、卵、チーズは、極めて糖質が少ないので、まったく問題なし。揚げ物、炒め物など油を使った料理も大丈夫。 お腹が減るのは炭水化物をとっているから。炭水化物は消化も吸収も速い。血糖値が急に上かって、インスリンがドカンと出るから、血糖値が下がったときにお腹が減ってイライラするんです。

肉や油を使った料理は消化に時間がかかるので、その分腹持ちもよく、そのため、空腹感なく続けることができる、リバウンドなしのダイエットです。